NewAI に現像を任せる

Apple Silicon ネイティブ RAW 現像ソフト

Rawgenzo

撮った光を、
Mac の速さで現像する。

Rawgenzo は、Apple Silicon のために書かれた RAW 現像ソフトです。macOS の Core Image で RAW を読み、Metal で補正する。余計なものを挟まず、写真と向き合う時間だけを残しました。

Native

Apple Silicon で
ネイティブに動作

21

すぐに使える
LUT を同梱

7

種類の
構図ガイド

16bit

TIFF と
HDR HEIF で書き出し

AI に任せる New

言葉で、
現像する。

「全部の写真の明るさを揃えて」「この写真をモノクロに」。Claude Code などの AI に話しかけるだけで、Rawgenzo が現像設定を変えます。変わっていく様子は、アプリの画面でその場に。

再現デモ: AI に「全部の写真の明るさを揃えて」と頼むと、6 枚の明るさが揃い、届かない 1 枚について AI が判断を求めます。「この写真をモノクロにして」と頼むと、開いている写真と彩度のスライダーがその場で変わり、「やっぱり戻して」で元に戻ります。

画面は実際の動作を再現したものです。AI とのやり取りは、Claude Code などの MCP クライアントで行います。

44→9

同じ 5 つの指示に、AI が使った道具の呼び出しの回数。試験を重ねて仕組みを直した、実際の記録です。

21→1

「6 枚の明るさを揃えて」にかかった呼び出し。目標を受け取った Rawgenzo が、写真ごとの露出を自分で探します。

こんなふうに頼めます

  • 明るさ・色

    「全部の写真の明るさを揃えて」

    「白飛びを抑えて」

  • 切り抜き

    「人物が主役になるように切り抜いて」

    「2 度傾けて」

  • 雰囲気

    「シネマ調にして」

    「フィルム風を少し弱めに」

  • レンズ・出力

    「歪曲補正をオンに」

    「HDR 出力をオンに」

  • 戻す

    「今の変更を取り消して」

    「切り抜きは残して、ほかは初期値に」

調整パネルの現像設定は、すべて AI に頼めます。

目標で頼む

言うのは、
ゴールだけ。

「平均輝度 0.45」「白飛びは 1% まで」。合う露出とハイライト回復は Rawgenzo が探します。AI にスライダーを往復させません。

その場で見える

AI の手つきが、
画面に出る。

開いている写真はすぐに描き直され、AI が動かしたスライダーが光ります。「この写真」と言えば、今見ている写真のことだと伝わります。

取り消し

人の手は、
消さない。

取り消しは頼んだ作業ごと。あなたが後から触った写真は、AI が取り消そうとしても取り消しません。RAW は書き換えません。

鍵を持たない

つなぐのは、
あなたの AI。

Rawgenzo は AI の API キーを持たず、外からの接続も受けません。AI と話すのは手元の MCP クライアント。AI に渡るのは数値と、必要なときの縮小画像だけです。

使いはじめる

  1. MCP クライアント(Claude Code など)に rawdev mcp を登録する
  2. Rawgenzo の設定で「AI からの操作を受け付ける」をオンにする(画面にその場で出したいとき)
  3. AI に話しかける。アプリで開いている写真は「この写真」で伝わります
.mcp.json
{
  "mcpServers": {
    "rawgenzo": {
      "command": "/path/to/rawdev",
      "args": ["mcp", "/path/to/photos"]
    }
  }
}

試作の機能です。書き出しと、アプリで写真を開くことは、まだ AI からはできません。

ルック

なぞるだけで、
空気が変わる。

フィルム風・シネマ風・モノクロ・ノスタルジックの 4 つの組み込みルックに加え、.cube 形式の 3D LUT をフォルダに置くだけで、自分のルックを増やせます。効き具合は「強さ」で 0〜100% まで。すぐに試せる 21 個の LUT も付属しています。

LUT を適用した写真
LUT を適用する前の写真
Original 01 Teal & Orange Cinematic

付属の LUT を、Rawgenzo のルックと同じ方法(sRGB ガンマで 3D LUT を適用)で写真に掛けた例です。元の写真は撮影時の JPEG で、Rawgenzo で現像したものではありません。

機能

現像に要るものを、
要るだけ。

HDR トーン

白く飛ばさない。
黒く潰さない。

ハイライトの回復とシャドウの持ち上げを、明るさの局所的なマスクで。コントラストは色相を崩さない自前のトーンカーブで ±120 まで。

非破壊編集

RAW には、
指一本触れない。

調整は RAW の隣の小さな JSON に自動で保存。いつでも最初からやり直せます。

DSC03356.ARW.rawgenzo.json
{
  "cameraProfileID" : "sony.ilce-7sm3",
  "settings" : {
    "exposure" : 0.5,
    "contrast" : 0.3,
    "look" : {
      "id" : "builtin.film",
      "strength" : 0.7
    }
  }
}

表示とディテール

等倍は、
物理ピクセルで。

写真の 1 ピクセルを画面の 1 物理ピクセルに。ピンチやダブルクリックで拡大し、シャープネスとノイズ除去を細部で確かめられます。

紫陽花の写真。カーソルを乗せると拡大して見られる カーソルを乗せて拡大

クロップと傾き補正

傾けても、
枠ははみ出さない。

±15° の傾き補正。枠は常に回転後の画像の内側に収まり、四隅に何も無い部分が写り込みません。

レンズ補正

レンズの癖は、
カメラが覚えている。

ARW に記録された補正値から、周辺減光・歪曲・倍率色収差を補正。初めは撮影時のカメラの設定に従い、写真ごとに切り替えられます。

  • 周辺減光
  • 歪曲
  • 倍率色収差

書き出し

書き出しは、
名前まで決めておく。

JPEG・HEIF・16bit TIFF・HDR HEIF。色空間は sRGB / Display P3 / Adobe RGB。ファイル名は撮影日や連番、レンズ名を組み合わせたテンプレートで。

  • JPEG
  • HEIF
  • 16bit TIFF
  • HDR HEIF
テンプレート {date}_{seq:3}
ファイル名 20260621_001.jpg

構図ガイド

構図の答え合わせを、
プレビューの上で。

三分割から黄金螺旋まで 7 種類。重ねて表示でき、色で見分けられます。クロップ中は枠の中に描かれるので、切り抜きながら構図を詰められます。

螺旋階段を見下ろした写真

コマンドライン

フォルダごと、
ターミナルから。

アプリと同じ現像エンジンを使う rawdev を同梱。フォルダを渡せば中の RAW をまとめて現像します。出力先や形式はアプリの書き出し設定と共有。

rawdev
$ rawdev check
Core Imageの対応カメラ数: 932
対応: Sony Alpha ILCE-7S III

$ rawdev name "{date}_{model}_{seq:3}" ~/Pictures/ARW
DSC03356.ARW → 20260621_ILCE-7SM3_001
DSC03402.ARW → 20260621_ILCE-7SM3_002
DSC03451.ARW → 20260622_ILCE-7SM3_003

$ rawdev develop ~/Pictures/ARW --hdr 0.6 --look builtin.film
$ 

仕様

技術仕様

対応カメラ
SONY α7S III (ILCE-7SM3) の ARW
機種は後から追加できる設計です
動作環境
Apple Silicon 搭載の Mac
macOS 13 以降
ビルド
Xcode 27 以降 (Swift 6.4)
外部の依存パッケージなし
調整
露出・ホワイトバランス・コントラスト・HDR 風トーン・彩度・自然な彩度・シャープネス・輝度/色ノイズ除去・レンズ補正・クロップ・傾き補正・ルック
書き出し
JPEG / HEIF / 16bit TIFF / HDR HEIF
sRGB / Display P3 / Adobe RGB
ルック
組み込み 4 種 + .cube 3D LUT
付属 LUT 21 個
保存
非破壊(写真ごとのサイドカー JSON)
設定は ~/.Rawgenzo/
AI 操作
MCP サーバー rawdev mcp。Claude Code などの MCP クライアントから操作
調整・切り抜き・傾き補正・ルック・レンズ補正・HDR 出力・初期値に戻す・取り消し
試作。アプリで開いている写真への反映は、設定でオン
ライセンス
MIT License(オープンソース)

はじめる

ソースから、
3 行で。

ビルド済みのアプリは配布していません。Xcode の入った Mac で、次のコマンドを実行してください。Rawgenzo.app がビルドされ、/Applications に入ります。

git clone https://github.com/Rawgenzo/Rawgenzo.git
cd Rawgenzo
./scripts/make-app.sh --install

開発中のソフトウェアです。現在の制約は README の「現状について」をご覧ください。